アニメ『キャンディ・キャンディ』を冷静に見る

セレクション

第12話「バラの薫る誕生日」
　ラガン家から逃げ出したキャンディは小舟で滝つぼに落ち、アルバートに助けられた。

「僕が滝つぼの下で釣りをしていなかったら、今ごろ、天国行きだよ」

　この時期の日本人は、アメリカ人というのは命がけの場面によく出くわすと認識しているのだと思った。

第43話「湖畔のサマースクール」
　サマースクールでスコットランドに来たキャンディは、マークの家に招かれた。マークの母は、グランチェスター家の別荘でお手伝いをしている。

マークの母 「汚いところで驚いたでしょう」

キャンディ 「いいえ。あたしが育ったポニーの家にそっくりなんです」

　キャンディは「驚いた」を否定しているが、「汚いところ」は否定していない気がする。

マークの母 「お嬢さんがこんな家に？」

キャンディ 「ええ。マークぐらいのときまで」

　この二人、ポニーの家に失礼なことを言っている気がする。

第47話「イライザの黒い罠」
　聖ポール学院で、グランチェスター公爵はイライザに言った。

「すまんが、院長に話があって来たんだが」

　このセリフで、耳に残ったものは「が」である。

映画『キャンディ・キャンディの夏休み』
　キャンディの背後に熊がいた。

アニー「キャンディ！　後ろ！後ろ！」

　ドリフのコントみたいで思わず笑ってしまった。