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キャンディが、ひとりぽっちでちょっぴりさみしくなったシーンとは?(1〜5巻)


 意外に難題だ。『キャンディ・キャンディ』の内容は、ちょっぴりどころか相当さみしい。
 そこで主題歌にある「なきべそ」を、さみしさを計る基準とする。泣きべそとは、泣きそうな顔をすることなので、キャンディが涙をうっすら浮かべる程度までを「ちょっぴりさみしい」と見なす。したがって、涙をポロポロ流したり、嗚咽しているシーンは対象外である。
 また、キャンディの周囲に人間以外にも動物(馬、プッペ、ヒューリィ)がいる場合は「ひとりぽっち」でないと考える。

1巻

場所 詳細
26ページ キャンディは王子さまにもう一度会いたくて、雨の日も風の日も丘を歩き回る。
27ページ キャンディは12歳になっても引き取ってくれる人がなくてしょんぼりする。
60〜
61ページ
アンソニーと出会ったバラの門の前にぽつんと立ち、「……つまんない」「あの男の子も ぜんぜんあらわれて くれないし……」と、さびしげな顔をする。
171〜
173ページ
キャンディは南風が吹く日に、「あたしも どこへいっても 元気でいます」と書いたアルバートあての手紙をビンに入れて川に流す。


2巻

場所 詳細
6ページ キャンディは、メキシコに追いやられることを悲しむ。
11〜
13ページ
キャンディは山荘へ行くが、アルバートさんはいなかった。
21ページ アンソニー、ステア、アーチーに別れを告げて、キャンディはアードレーの別荘を飛び出す。


3巻

場所 詳細
27ページ 船で出会ったテリィのことを思い出すが、「アンソニーとは にてもにつかない……」と目を潤ませる。
45ページ マリーとルイゼに冷たくされ、キャンディは部屋に戻って落ち込む。 
91ページ 聖ポール学院にアニーが転校してくることを知って、キャンディは「アニー…… はやくあいたい……!」と願う。
176〜
177ページ
キャンディは、ステアからもらったアンソニーの写真を見て悲しくなる。 


4巻

場所 詳細
76〜
77ページ
五月祭(メイ・フェスティバル)のファイヤーストームを反省室の窓からぼんやりとながめる。
205〜
207ページ
アフリカからアルバートさんの手紙が届き、にせポニーの丘で読む。キャンディは「ーーせっかく (ロンドンで)会えたのに また いっちゃった……」と、さみしそうな表情ををする。


5巻

 なし。
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『キャンディ・キャンディ』研究白書


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