場所 |
抜粋 |
判定 |
247ページ |
「そんなにおれの顔見つめて、どうしたの? 愛の告白でもしようってのかい、レディーそばかす。」
「……!」
キャンディは、また目を見ひらいた。
レディーそばかすーーおぼえていたのだ。テリュースは船の中のできごとを。
(中略)
「よかった。おれは、そばかすの子をかいほうする趣味はないんでね、では、失礼。」(3) |
気にしている |
248ページ |
「イーダ! なによ、かっこつけちゃって! わたしの名前は、そばかすじゃありませんよ! キャンディス・ホワイト・アードレー! キャンディよ! こんど、そばかすって呼んだらしょうちしないから!」
キャンディは大声でさけんだ。
「キャンディか……そばかすのほうが似合うな、あいつには。」
そうつぶやいたテリュースの声は、だが、キャンディには聞こえなかった。(3) |
気にしている |
254ページ |
(やだわ、わたしったら。あの人、わたしをかばってくれたんじゃなかったんだわ。そばかすなんて人の気にしていることいって!)
テリュースの後ろすがたにむかって、しかめつらをしようとしてキャンディはやめた。 |
気にしている |
256ページ |
「ほしかったら一本あげるよ。たばこは、そばかすによくきくんだよ。」
(中略)
「そばかす、そばかすって大きな口きいてもらいたくないわね、えっ、規則やぶり!」
「ほう、そばかすが気にいらないとなると、やっぱりターザン・ガールかな。」(4) |
気にしている |
257ページ |
「レディーそばかすターザン・ガールていうのは、しまりがないしな。そうだ、ターザンそばかすっていうのはどうだい?」
(中略)
「わたしの名はキャンディス・ホワイト・アードレー! それ以外のものは受け付けません! いい、キャンディス・ホワイト・アードレーよ!」
「わかったよ、ターザンそばかす。」(3) |
気にしている |