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『ウルトラマンA』を冷静に見る
その2


第6話「変身超獣の謎を追え!」
 アツシは、宇宙飛行士の父に超獣ブロッケンが乗り移っていることを友達に話す。
「ホントだってばさ、僕は見たんだ!
お父さんは宇宙人なんだよ!」
 「だってばさ」の「さ」が、なんか余計だ。
 超獣に倒されかけたエースにウルトラサインが送られる。
だが、それははるかウルトラの星
M78星雲からのウルトラ文字による暗号だ
立て!撃て!斬れ!
 なぜ、唐突に「だが」と逆説なのか疑問だ。 「ウルトラ文字」もいい味出してる。
 突っ込みどころ満載のイカすナレーションである。


第7話「怪獣対超獣対宇宙人」
 サブタイトルの
怪獣対
 超獣対
  宇宙人
 のレイアウトがなんかイヤだ。しかも、その後の画面が
超獣・ドラゴリー
メトロン星人Jr
怪獣・ムルチ
 と、「超獣、宇宙人、怪獣」の順番なのもスッキリしない。
怪獣・ムルチ
 超獣・ドラゴリー
  メトロン星人Jr
 にするのがスジだと思う。


第8話「太陽の命エースの命」
 竜隊長が、山中隊員たちのミスを叱っていた。
「今、我々がしなければならないことは、1秒でも早くマリア2号を完成させ、妖星ゴランを撃破することだ。となれば、カプセルの中で、冬眠状態にされているメトロン星人のほうが都合がよかった。メトロンが眠ってる間に、こっちはミサイル製作に熱中できるからだ。だがお前たちは、わざわざ薮(やぶ)をつついてヘビを出す挙動に出たんだ。どう思う山中隊員?」
 山中が謹慎か退職の処分を申し出ると、竜はまたことわざを使って怒る。
「バカモノ! 甘ったれたことを言うな!
貴様、今、我々がどんな使命を負わされているか、考えたことがあるのか?
南隊員倒れ、ネコの手すら借りたいのだ」
 「ネコの手を借りる」で緊張感が台無しだ。
 超獣たちが全滅した後に竜が言った。
「さあ、みんなで深呼吸しよう。
生きてることがどういうものかよくわかるはずだ」
 わかるわけないだろ。竜の言うことは難しすぎる。


第9話「超獣10万匹!奇襲計画」
 カメラマンのジュンコは美人だが、「サメジマ」という名字がダサい。


第10話「決戦!エース対郷秀樹」
 夜の公園で、ジロウが「ウルトラ5つの誓い」を叫んでいた。
「ウルトラ5つの誓い!
ひとつ、土の上を裸足で走り回って遊ぶこと!
   (中略)
ひとつ、他人の力を頼りにしないことー!」
 近隣住民の迷惑を考えないジロウである。
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