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『ウルトラマンA』を冷静に見る
その8


第36話「この超獣10,000メガホーン?」
 ラストシーンで、北斗が幼稚園生たちに言った。
「そうだ、このお兄ちゃんたち(暴走族)は、とってもかっこよくなったんだぞ。
今じゃな、TACよりもずっと偉いんだ
 いくら幼児でも、そんなウソを信じるわけない。


第37話「友情の星よ 永遠に」
 ひっかかるシーンが満載だった。
 レースカーを開発中のカシマ主任がマンションに帰ると、恋人のマユミが部屋にいた。
管理人にお願いして入れていただいたの」
 ここは「管理人さん」と言うべきだ。
 マユミに冷たいカシマを北斗が責めると、カシマは言った。
「このマッハを破る車が完成すれば、金も名誉も両手に花だ
 ここは「両手に花」の使い方が少し変だ。
 そしてラストシーンでは、マユミが超獣マッハレスの襲撃から命懸けで守った設計図を、カシマは川に捨ててしまう。
マユミ 「設計図が……」
カシマ 「いいんだよ」
 よくないだろ。
 『ウルトラマンA』で一番オイシイ回はこの話かもしれないと思った。


第38話「復活!ウルトラの父」
 サブタイトルの「フッカツ」「チチ」のルビが妙に微笑ましい。


第39話「セブンの命!エースの命!」
 死にかけているエースにセブンが語りかける。
「エースよ、弟よ、負けるでないぞ。
ウルトラの若い命はお前のものだ
 「負けるでないぞ」が時代がかっている。「若い命はお前のものだ」も意味不明。
「弟よ、お前にはまだ、地球でたくさんやらねばならないことがある。
燃えるのだ。お前の未来に向かって命の炎を燃やすのだ
 「燃えるのだ」の次が「燃やすのだ」なのも不揃い感が。
「一人で生きることはつらいことだ」
 それは今言うことか?
「エースよ、お前にはウルトラの命があるのだ」
 セブンの言いたいことは、終始よくわからなかった。


第40話「パンダを返して!」
 パンダがいたと夜中に騒ぐダンに、姉のカヨコが言った。
「冗談じゃないわよ。日本にはね
上野動物園にランランちゃんとカンカンくんがいるだけよ」
 「ランランちゃん」はいいとしても、「カンカンくん」はなんかイヤだ。
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『ミラーマン』を冷静に見る


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