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『ウルトラマン80』を、冷静に、見るんだよね!
セレクション その1


第1話「ウルトラマン先生」
 桜ヶ岡中学の新任教師・矢的猛は、黒板に「一所懸命」と書いた。
「これが、僕のモットーなんだよね
人には、一生命を懸けてやらねばならないことがあるよな
 語尾にモヤモヤッとした微妙な違和感を覚えた。
 猛の話は続く。
「その、大きな目的を達するためには、その人が、今いるところで」
 右手をピシッと伸ばす。
「今やってることに」
 左手を振り下ろしながらパッと開く。
「最大の力を尽くす」
 両手をギュッと握る。
 なんだか、力の入りすぎたウルトラマンだなと思った。


第2話「先生の秘密」
 猛は、登校拒否をしている塚本を説得していた。
「なあ塚本、難しいことじゃない。こっちから好きになればいいんだ。
お前が嫌ってたら、相手だって嫌うよ。
でもさ、好きになれば、いつかは向こうだって好いてくれるさ。
I can speak English. 好きになるよう努力してみろよ」
 「I can speak English.」を奇妙に感じたのは、私だけではないはずだ。


第4話「大空より愛をこめて」
 猛は、ススムの父が経営するスーパーに行き、レモン4個入りの袋をつかんだ。
「これください」
 レモンを買って何に使うんだろう?と思って見ていると
「親子って、いいもんだなあ」
 帰りながら猛は、1個のレモンを上に放り投げ、キャッチした後、皮のままかじった。
「お〜〜〜〜、酸っぱ〜〜」
 このウルトラマンはやはり変わっている。改めてそう思った。


第5話「まぼろしの街」
 猛は学校に残って、テストの採点をしていた。
「ハカセのやつ、また100点か。
オレの代わりに教師をやってもらいたくなったよ」
 「やってもらいたくなったよ」に、モヤモヤッとした違和感を覚えた。


第6話「星から来た少年」
 猛が明男に説教するシーンが印象に残る。
「君はちょっとばかりみんなより勉強ができなかった。スポーツも苦手だった。
おまけに、君の兄弟は二人とも秀才だった。親友もいなかった
 親友がいないことまで言う必要はないと思う。
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『ミラーマン』を冷静に見る


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