セレクション その1
第1話「ウルトラマン先生」 桜ヶ岡中学の新任教師・矢的猛は、黒板に「一所懸命」と書いた。 「これが、僕のモットーなんだよね。語尾にモヤモヤッとした微妙な違和感を覚えた。 猛の話は続く。 「その、大きな目的を達するためには、その人が、今いるところで」右手をピシッと伸ばす。 「今やってることに」左手を振り下ろしながらパッと開く。 「最大の力を尽くす」両手をギュッと握る。 なんだか、力の入りすぎたウルトラマンだなと思った。 第2話「先生の秘密」 猛は、登校拒否をしている塚本を説得していた。 「なあ塚本、難しいことじゃない。こっちから好きになればいいんだ。「I can speak English.」を奇妙に感じたのは、私だけではないはずだ。 第4話「大空より愛をこめて」 猛は、ススムの父が経営するスーパーに行き、レモン4個入りの袋をつかんだ。 「これください」レモンを買って何に使うんだろう?と思って見ていると 「親子って、いいもんだなあ」帰りながら猛は、1個のレモンを上に放り投げ、キャッチした後、皮のままかじった。 「お〜〜〜〜、酸っぱ〜〜」このウルトラマンはやはり変わっている。改めてそう思った。 第5話「まぼろしの街」 猛は学校に残って、テストの採点をしていた。 「ハカセのやつ、また100点か。「やってもらいたくなったよ」に、モヤモヤッとした違和感を覚えた。 第6話「星から来た少年」 猛が明男に説教するシーンが印象に残る。 「君はちょっとばかりみんなより勉強ができなかった。スポーツも苦手だった。親友がいないことまで言う必要はないと思う。 |
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