『帰ってきたウルトラマン』を冷静に見るセレクション　その４

セレクション　その４

第37話「ウルトラマン　夕陽に死す」
　サブタイトルを見たときから、「気になる嫁さん」というフレーズが脳裏でリフレイン。
　『気に嫁』でメグが幸せになれなかったのは、ウルトラファンのたたりのような気がしてならない。

第38話「ウルトラの星光る時」
　ナックル星人がMAT基地に交信してこう言った。

「お前たちの守護神ウルトラマンは二度と現れない。
今や恐ろしいものは何ひとつない」

　ウルトラ兄弟の存在を忘れているところに詰めの甘さを感じた。

第39話「冬の怪奇シリーズ　20世紀の雪男」
　雪山でアベックが怪人に襲われた。救助された女性を、郷と岸田が病院で護衛していた。

ヨウコ 「でも、あたしは確かにこの目で見たんです。
12年周期の寒い冬に雪男が里に下りてくるっていうのはホントだったんですわ」

郷 「12年周期の寒い冬……そういえば今年は冬が早く来た。東北、北海道ではひどい冷害を受けてますよ」

岸田 「よせよ。伝説の科学的裏づけなんてのはナンセンスだよ」

　このシーンで一番気になったのは、岸田の背後の壁に「トローチ」と書いてあることである。

第40話「冬の怪奇シリーズ　まぼろしの雪女」
　「カエデ荘」という山小屋で、次郎と客たちはしりとりをしていた。

男性 「んー、ネズミ」

女性 「ミミズ」

次郎「ズ、ズ、ズ……困ったな。
ずきん、赤ずきんちゃんのずきん！」

　「ん」が付いたから負けだろうと思っていると、その後「金閣寺」「地震」と続いた。
ルールなきしりとりのようである。

第41話「バルタン星人Jrの復讐」
　ビルガモが倒された後、バルタン星人Jrが現れた。

「だが、オレは負けたのではないぞ。勝負はまだ１回の表だ
必ずお前の命をもらいに来る。さらばウルトラマン!!」

　飛び立ってすぐスペシウム光線でやられたのを見て、「１回の表で倒されてどうする」と思った。