セレクション その2
第17話「見よ!ウルトラ怪奇シリーズ 狼男の花嫁」 若い女性が襲われる事件が相次ぐ。狼の遠吠えのような声がしたという情報から、ダンはこう推理する。 「ウルフ星人に違いない」おかしい。 第25話「かぶと虫は宇宙の侵略者!」 ラストシーンで、ジロウのカブトムシが逃げ出して、壁をよじ登っていた。ゲンはカブトムシを捕まえて説教をする。 「隠れていたんじゃダメじゃないか。「えい」の気合いと共に、カブトムシは指で小突かれた。 「コラ、痛イジャナイカ、オオトリ」その声にゲンは驚き、カブトムシに耳を近づける。 しばらくして、ジロウの腹話術だと気付き 「こいつ、だましたな!」だまされるなよ。 22話のアストラ登場より、強く心に刻まれたシーンである。 第27話「日本名作民話シリーズ! 強いぞ!桃太郎!」 ラストシーン。MAC隊員は荷車でオニオンの角を運ぶ。 ウソをつくな。 「さあ、犬が後押すエンヤラヤ」のナレーションと笑顔のダンという画面もシュールだ。 第48話「恐怖の円盤シリーズ!大怪鳥円盤 日本列島を襲う!」 和久宏写真展で、ゲンはスポーツセンターの元同僚・アツコと再会した。 その後のナレーションに違和感を覚える。 この瞬間も、謎の円盤サタンモアは超高速で地球に接近していたんだ。視聴者に対してなれなれしい。 鳥の形で”円盤”というのも「なんだかなあ」と思う。 第51話「さようならレオ!太陽への出発(たびだち)」 ゲンの夢の中にウルトラセブンが出てきて、レオに語りかけた。 「お前が、愛する人間たちの中で、生きてゆけるかどうかを、決める時が来たんだ。どういう例えなのか全くわからない。 「お前だ」と言いつつ、レオの肩に右手をかけるテンポも妙にいい味で、しばらくの間、奥歯を軽く食いしばって笑った。いい最終回である。 |
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