『ミラーマン』を冷静に見る(16〜20話)
第16話「人形怪獣キンダーを追え!」 SGMで「キャッチャーA1(エーワン)」という防衛システムの実験をしていた。その威力に一同は驚く。 キャッチャーA1の完全ぶりは大いに称賛された。しかし、開発者の蓮沼博士を車に乗せるシーンで京太郎はこう発言する。 「しかし、あのキャッチャーA1が世界各地のSGMに配備されたら、オイ、さっき「完全」と言ったばかりだろうが。 第17話「罠におちたミラーマン」 京太郎はインベーダーの策略にはまり、殺人の容疑で留置場に入れられた。しかし、 「御手洗先生からインベーダーの恐ろしさを全てうかがいました」という理由で警察は彼を釈放した。納得できない。 第18話「生きかえった恐竜アロザ」 石室崎に巨大恐竜が出現し、漁師の老人が銛(もり)を抱えて海へと走り出した。 「おのれっ、海を荒らしくさって! どてっ腹にこいつ(銛)を!」視聴者全員が「じいさん、そりゃ無理だろ」と思ったことだろう。しかし、ラストのナレーションはこうだった。 (老人の姿に)京太郎は教えられた、勇気を。あれで勇気を教わっちゃったの?と思った。 第19話「危機一髪!S.G.M」 宇宙ミサイル・オズマーがSGMめがけて飛来するという話だが、サブタイトルが既に「危機一髪(でセーフ)」とオチをばらしてしまっている。案の定、ミラーマンがぎりぎりのところでミサイルを阻止していた。 第20話「二大怪獣出現 ーー深海の用心棒ーー」 スフェノドンがサボテンを食べに国立研究所に行き、その間にインベーダーの海底基地は爆発した。スフェノドンは用心棒として本当に役立っていたのか甚だ疑問である。 |
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