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『ミラーマン』を冷静に見る(21〜25話)


第21話「恐怖の液体怪獣タイガン」
 SGMで村上と御手洗博士が、自然動物園に出現した怪獣のことを話していた。
村上 「ドロドロしたゼリー状の怪物で、なんとも不気味な音を出すんです」
御手洗 液体怪物か
 サブタイトルで「液体怪獣」と言っているのだから呼び方は統一してほしい。


第22話「月面怪獣キング・ワンダーとの死闘」
 国立病院に入院中の少年から毎朝新聞に手紙が来る。見舞いに行った京太郎は、少年の両親が交通事故で亡くなっていることを看護婦から聞かされた。
京太郎 「じゃあ、ひとりぼっちで入院してるんですか」
看護婦 「ええ。でも、あの子にはそんな暗さはみじんも。
僕にはミラーマンという友達がいるんだ。さみしくなんかないよ』
そう言って涙ひとつ見せたことがないんですよ」
 だが、少年が病室に貼っていたのは、なぜかキティファイヤーの絵だった。
 京太郎が病院から電話をかけるシーンの「糖尿病教室」という貼紙も印象的で、今回は掲示物がいい味を出していた。


第23話「土星怪獣アンドロザウルス襲来!」
 場面が城南警察署に切り替わった直後、取材陣の誰かが話し始めた。
「では、そのように報告してくれたまえ」
「はい」
 いきなり「そのように」と切り出す唐突さが少しおかしい。


第24話「カプセル冷凍怪獣コールドンに挑戦せよ!」
 藤本と安田は、インベーダーにさらわれた村上と東都大学の博士たちを見つけた。救出された数納(かずの)博士と駆けつけた京太郎は次のように話す。
数納 「どうかい? このまま箱根で学生たちと合流して、
風呂へでも入ったら」
京太郎 「いいですね。僕が送りましょう。
もう一度、この車に乗っていただきます」
 そこへ川村博士が、小粋なジョークで会話に入っていく。
「着いたら、見知らぬ惑星だったなんてことはないだろうね。アハッ」
 そんなわけないじゃん、と思った。


第25話「怪獣を探す妖精少女」
 小学生が休み時間にドッジボールをしていた。ガキのひとりが叫ぶ。
「ほらほら! 何してんだよ。早く投げんか。
もっといいとこ投げろ。おーい、何してんだよ。
もっともっともっと。危ないじゃないかよ」
 言っている意味は、画面を見てもわからなかった。しかし、なんとなく印象に残った。
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『ミラーマン』を冷静に見る


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