『ウルトラマンタロウ』を冷静に見る　その３

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セレクション　その３

第33話「ウルトラの国　大爆発５秒前！」
　M78を攻撃しようとするテンペラー星人に連絡が入る。

「攻撃を中止せよ。ただいま入った情報によれば、
ウルトラ兄弟たちはウルトラの国にはいない」

　その続きで笑った。

「情報によれば、彼らはタロウに招待されて
地球に遊びに行ったらしい」

　ウルトラマン、セブン、新マン、エースが地球に飛んでいくのを、「何やってんだ、こいつらは？」と思いながら見た。

郷秀樹 「さ！久しぶりに地球のごちそうを
腹いっぱい食べるかな！」

　光太郎と再会したハヤタ、ダン、郷、北斗のはしゃぎっぷりもいい感じで、ワイングラスを持ったダンの地味さもいい味を出していた。

第34話「ウルトラ６兄弟　最後の日！」
　さおりが鼻歌まじりに皿洗いをしていた。

♪ンフフ～
　ランランラン　ランランラン　ランランラン
　ラン　ララン　ランランラン
　ラン　ララン　ラララン　ランラン
　ン～フフ　フフフフフ～

　「ン～フフ……」のアドリブっぽさが今日のヒット。

第36話「ひきょうもの！花嫁は泣いた」
　宇宙人が、焼きイモが熱いといって悶絶していた。こういう奴らが何を目的に地球征服を思い立つのか、全く理解に苦しむ。
　サブタイトルがキテるので一週間前から大いに期待していたが、そこそこに期待に応えてくれた内容だった。

第38話「ウルトラのクリスマスツリー」
　ラストシーンで、光太郎たちはヒトミという少女にクリスマスプレゼントをあげた。

光太郎 「ヒトミちゃん、おじさん（ミラクル星人）のビー玉がなくなってさびしくないかい？」

ヒトミ 「ううん。今度わたし、信州のおじいちゃん家に行くことになったの」

光太郎 「ほう」

ヒトミ 「お父さんのお父さんと、お父さんのお母さんが待ってるのよ」

光太郎 「そうか！」

　健一が話に加わる。

「じゃあ、おじいさんとおばあさんだね」

　確かにそのとおりだが、なんだかおかしい。

第46話「白い兎は悪い奴！」
　ウサギを飼っているのがアパートの大家にばれて、タイチは「すいません」と謝る。大家は言った。

「すいませんですむならば、医者はいらん」

　医者とウサギの関連がわからない。
　夢で宇宙人ピッコロに追いかけられた大家は寝言で言った。

「オレを赤旗狩りしないでくれー！」

　今回の『タロウ』はいつにも増してシュールだ。

第53話「さらばウルトラマンタロウ！　さらばウルトラの母！」
　光太郎がウルトラのバッジを空に投げ捨てると、ウルトラの母（ペギー葉山）が現れてバッジを受け取った。

光太郎 「お母さん！」

ウルトラの母 「さようなら、タロウ」

　光太郎がバルキー星人を倒した後、空から声が聞こえてきた。

ウルトラの母「光太郎さん、ウルトラのバッジに頼らなくてもやれましたね」

　さっきの「さようなら」は一体何だったのか。
　BGMもペギー葉山が歌い、ペギー葉山フル回転の最終回だった。