『ミラーマン』を冷静に見る（36～40話）

『ミラーマン』を冷静に見る（36～40話）

第36話「怪獣軍団ミラーマンを襲う　ーー五大宇宙怪獣激斗！ーー」
　のっけからナレーションが笑わせてくれた。

少年のイタズラした無線機の波長が、偶然にもインベーダーたちの波長と一致してしまったのだ。

　いやしくも地球侵略をたくらむのなら、インベーダーはもっとしっかりした無線機を使うべきである。

第37話「ミラーマンを太陽へぶちこめ！　ーー激斗！彗星怪獣対土星怪獣ーー」
　サブタイトルの「ぶちこめ」がイカしているが、アンドロザウルス（第23話）の子供が登場するという名作エピソードだった。

第38話「地獄谷！妖怪怪獣マグマゴン」
　地獄谷で崖から転落した京太郎は、怪獣に襲われたという女性を見つけ、ちょうどやって来たジャンボフェニックスに助けを求めた。女性はそのすきに京太郎のズボンに何かを押し込む。

京太郎 「ああーっ！　う、う……」

女性 「どうなさったんですか」

京太郎 「毒トカゲに、（足を）噛まれたんです」
女性 「毒トカゲに？」

　無論、女性はインベーダーだったのだが、トカゲに京太郎を噛ませるのが作戦に含まれていたと思うと少しおかしい。

第39話「怪奇大怪獣　ーーサンガーニ登場ーー」
　SGMでの京太郎のセリフが気になった。

「先生、ここです。この石島では最近、３日間の間に10人もの人が
行方不明になってるんです」

　ここは「３日の間に」か「３日間で」と言うべきだ。

第40話「インベーダー移住作戦」
　京太郎は、野村由起が泊まり込んでいる洋館を訪ねた。

京太郎 「ここのご主人は？」

由起 「大学の先生なの」

京太郎 「ふーん、そう。じゃあ」（席を立つ）

　会話のあっさりぶりがとても印象的だった。